私が租税正義をはじめて知った経緯
私は、IT系企業4年ほど勤めたのち、税務・会計事務所へと転職しました。
大学生時代は公認会計士試験の勉強をしていましたが、在学中には短答試験にうかることもできず卒業。
在学中に(正確には卒業した年の8月の試験で)税理士試験の「財務諸表論」、「簿記論」を受験し、そちらは合格したのですが、それを一切使うことなくIT系企業でプログラミングやディレクションなどを行っていました。
結婚を期に働く環境を変えなければということになり、会計事務所へと転職したわけです。
会計事務所へ転職したはいいのですが、まぁ、税理士の資格がないと業務の幅も狭まるわけで、税理士資格をとるために大学院へ通うこととなりました。
大学院に通う前の私のイメージとしては、税法といえば、税理士試験で問われている様式の様に、
「○○についての規定を端的に答えなさい。」だとか、「納税額を計算しなさい」だとか、条文を覚え、計算方法を覚え、事例と考え方を覚えるものなのかと感じていたのですが、大学院の講義では、条文の暗記や、計算問題、事例の暗記などはほとんどありませんでした。
では、どのようなことを学んだのか。
それは、「租税正義」についてです。
主に、憲法第30条【納税の義務】、憲法第84条【租税法律主義】について、それぞれ、判例を研究することによって理解し、論ずることができるようになるのが大学院での主な目的だったと自分では思っています。
30歳になって「正義」について真面目に考えることになるとは、入学前には予想していませんでした。
ちなみに、入学前には「正義」についての考えなんて、本当にほとんどありませんでした。
「正義といえば、アンパンマン、ウルトラマン、孫悟空、ルフィ、、、」、「正義の反対は悪」くらいなものです。
今後書きたいこと
# 租税正義とは何か?
# 手続き的正義とは何か?
# 「武富士事件」
一番書きたかったこと
正義にもいろいろあるし、トーシローのいう「正義」は公法のいう「正義」とズレている。
このページが鬼のようにわかりやすかった

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